滝沢歌舞伎

春の恒例滝沢歌舞伎!私の一年分の大河くん補充がここに懸っていると言っても過言ではありません(笑)
ということでほぼ大河くんしか見られなかった人間の感想ですー。主語が無ければ大河くんのことかと。


●春の踊り
大河くんは上手の定位置。はい!の掛け声での大きなお口も相変わらず。
お昼は前髪重めに作って毛先をくるんと巻いた感じ。何て言うか、新鮮でした。夜はトップを盛った?感じ?で。ヘアバンドじゃなけりゃ大体受け入れられます大丈夫!
いなぴかくんが大河くんを抱えてぐるんと回したのはここ?抱えたより支えたの方が近いかしら。
しかし大河くんが旗を投げる度にはらはらしてすみません。大丈夫だとは思っているんですけれど、これはもう習性というか、受け取る人頑張って!と拳を握っちゃう(笑)
だてさくの櫓もその息の合いっぷりも、きっとだてさん胃が痛いなぁと余計なことを考える私も健在。
曲終わりでの旗回し、カンパニーさんの後ろにジュニアがいるのが心強いです。こういう、ライトは当たりにくいけど必要なお仕事を必死でやって成長する姿が好きで好きで。大きくおなり!

●いにしえ
こちらも立ち位置は例年通り。あぁ始まったなぁー!とぐわっと何かが来て泣きそうになるのも例年通り(笑)
とみけんくんと左右対称になる振りが好き!お昼、だてさんと目が合い、にかっ!と笑ったり。夜は夜で、歯が見えそうなほど笑っていたり。楽しそうで何よりです。
大サビの諸行無常からの熱唱が大河くん的お約束かと思えば、夜は最初のサビからがっつり。気分?(笑)
両手をぱちん!と打つのも相変わらず。歌舞伎に限らず見かける仕草なので、彼なりの気合いを入れるスイッチなのかなーとか。

●口上
あらメード口上にいないわと思ったら殿と共に舞台奥から登場。殿、メードも普通に舞台上で大丈夫です!他の子の口上に吹き出す可愛い笑顔が見たいです!ちょっと殿の側近ぽいね!とテンション上がったことは否めませんけれど(笑)
大河くん、お辞儀はぴしっと綺麗なんだけれど、袖口から前の衣装のきらきらリストバンドが覗くのがいただけない。せっかく着物でかっちり決めているんだからそういうものは外してほしいなぁ。お洒落かもしれないけれど、個性を出す場は他にあると私は思うよ。
夜は竜さんが噛みつつも、もう口上しない!と。笑われるから笑わせるにする竜さん強し。で、竜さんが噛んだ瞬間ゼイが揃ってそっち見たのが可愛くて!
江田ちゃんは身長が欲しいそうで、こちらまで連絡を!と言ったらひーくんが連絡くれました。そんな連携と吹き出す子達が見所だと思います。だから殿、メードも是非!(笑)

●影絵
おちびと一緒にいても違和感の無い重岡くんの可愛さよ…と思ったら最後のフェイクの色っぽさよ。何だこの子も江田ちゃんタイプか!セクシーもキュートも持ち合わせているのかどっちも好きだよ!ちなみにさくちゃんとしめちゃんもここに分類されると思っています。

●乱十役
忠臣蔵の役人以外で大河くんを見つけたことがないんですが、います?(笑)己の愛がまだまだ足りないと噛み締める場面でもあります。
むん!としたあべべが視界に入る度に、あぁ帰って来たんだなーとしみじみしました。おかえりー!
さくちゃんがころんって転がるの可愛いねぇえ!という走り書きがあるんですが何これ(笑)メモの使えなさが去年から進化していません。そりゃ、ころんって転がるさくちゃんなんて可愛いに決まっているさ!松明を掲げる腕の角度が一人だけ急なさくちゃんも可愛かったもの!(笑)
そしていわあべで吉良と浅野…!今この舞台は二人だけで保っているんだと思うと目頭が熱くなってきます。
そんな感動にうち震えている内に役人たいとみ登場。今回の大河くんは大きなお口でおそらく叫びながら、腕を握ることで浅野の手から刀を落とします。情はあまり見えなかったなー。
更に進んで、誰が誰やら白布タイム。あっ、とみけんくんは分かります!*1だてさくだけ口布が無いのは何でかと首を傾げていると、さくちゃんが殿の乗る板を一人で支えていたり。カンパニーさんでなくさくちゃんが殿の命を預かるんですね!それだけの信頼と、応える気持ちがあるんですね!
そしてピンと伸びただてさんの背中に惚れかける2012年春。

●マスク
導入の、黒スーツ黒タイのやまはやダンスが素敵過ぎて!江田ちゃんは何て言うか駄々漏れです、色気が。昼も夜もそんなメモがありました。大切なことなので二度言ったんだと思います。リベンジャー開始時の素肌ジャケットといい、今回のゼイはお色気担当なんですかね。
25人での群舞を何の備えも無いまま見たお昼、仮面を取った瞬間が視界に入ったのはだてさんでした。汗ではりついた前髪が仕事の出来る男感を醸し出していてですね!
しかし25人ってことは、ゼイやエムエデと並んでJr.Aが踊っているんですよね。PZを経て、立派なダンス職人になったねぇとしみじみ。
大河くんは最後、下手の奥かな?不確定ですが。最後の位置が分かってもどうしようも無いですが。逆再生したい。

●太鼓
太鼓が半裸である意味を毎回考えるも答えは出ず。見られている方がどんな気持ちかはさておき、こちらは毎回申し訳なさを抱えつつも双眼鏡握り締めていますごめん。
大河くんは去年と違い一番下手。OPではしっかりセットしてあった髪もここまで来るとぺったりしているんですが、その姿もまた誇らしく。

●REVENGER
大河くんったら下手からアクロしつつ登場ですよ。かっこいい的な意味と失敗しないかしら的な意味で心臓に悪い!しゃがんで立てた膝に腕乗せるのかっこいいねぇ!とデレつつ、今回は始めからいるのねそれって4Uポジ?とそわそわ。そして大・熱・唱!それでこそ!
って捌ける前に親指でぐいっと口元拭った…!私、ちょっと乱暴な仕草が好きです。こう、男の子!という感じがして。昼夜ともにやっていたので、これかっこいい!と思いながらやっているんだったら、それは途端に可愛い仕草になるんですけれど(笑)
どきどきのバク転もちゃんと出来ていた、気が、する…(弱いww)跳ぶ前に冷泉さん*2の癖の如くジャケットの襟を直すのは気合い入れかしら。で、踊っているとやたらお腹べろんってなるの何なの見るけど!(笑)
下から睨むような、挑むような目が好きです。
ゼイとすのまんのペアダンスが、あべさくシンメでえだりゅシンメで、何なのどこを見ればいいの!?とあわあわ。その後のえださくペアダンスもけしからん空気でした。

●滝沢一座
黒子なべが両手に一本ずつ団扇を持って殿をぱたぱた。関西っ子が何かやる前からにやにやしているのよあの子可愛いったら!
と思っていたら舞台奥ではとみけんくんとしめちゃんが鏡台を用意していたり。ここが楽園への入り口でした。
大河くんは衣装ラックを動かしつつお着替え。お昼はラックの前でしめちゃんを真ん中にいなぴかくんとお話。どうやらしめちゃんの着物を選んでいるようで。大河くんの指した着物をしめちゃんに着せてあげるいなぴかくん。それいいよ!と大河くんがOKマークを指で作ります。更にジャケットも着せるいなぴかくん。お隣で着替えていたとみけんくんが覗き込んだり。その間に大河くんはタンクもべろんと脱いでお着替え。しめちゃんのジャケットを、貸してー!と頼んだりあちこち行っては声をかけたり。しめちゃんと向かい合ってお辞儀して頭ごっつんこも。
夜は夜で、タンク脱ごうとしたらしめちゃんが来たからとみけんくんとしめちゃんの着物を選んだり。上手に行けば岸くんが傍に来て、髪ぐしゃぐしゃ、と指摘され。ぐしぐし直していると野田さんやとみけんくんも来て談笑。そんな中いなぴかくんはやっぱりしめちゃんに着せてあげていました。お兄ちゃんと弟みたいですっげ可愛かったです。楽園。

●少年With Love
お昼、村治さんが扇子を飛ばしてしまいますが、表情を変えることなく踊り、かつ指の動きが綺麗だったので何だか元々そんなものな気がしました。しかし回収の機を窺う視線の鋭さに、ちびが少年になる時の流れを見。端的に言えば、村治さんかっこよかった。
そしてこの場面でのなべのフリーダムっぷりとそれに付随する可愛さたるや。両手に団扇を持って振ってみたり、片手をマイクに見立てて歌真似してみたり。かっわいいし、いい機会だろうなぁ。

●聞いたか坊主
一度袖に入れた手をなかなか出せなくてハタハタするあべべが可愛かったです。しっかりしているのにちょっと鈍くさいの可愛いね!
大河くんは去年と同じく三味線。今年はちゃんと前見てるよ!竿も少ししか上下しないよ!ちょっとびょんびょんぐらぐらするだけだよ!いやもうこれ、すっごい進歩ですから!去年の大河くんからしたら物凄い改善ですよこれ!…それはそれでちょっと寂しいとか言いませんから。えぇ、言いませんとも。

●櫓のお七
お七の黒子がいわだてですと!職人!お七と一緒に顔が動いちゃうだてさん可愛いね!でもお七の頭はひーくんが動かしてるんだよね…?何でだてさんの頭が動くか分からないけれどそれだけ一生懸命ってことだよね可愛いね!…最近、だてさんの可愛さにも気づきつつあります(笑)
大河くんは上手奥。今年は福士くんと拡輝くんの上にお邪魔しています。気合いの声を発する大きなお口はここでも健在。二本の旗を一纏めにして振り回すのかっこいいねぇ!流石男の子!この時旗が絡まなくなったのは進歩だなと。ただし合わせた旗の先端がずれてましたけれど(笑)

●土蜘蛛
屋良さん不在で例のシーンをどうするかと思えば出だしはやまりょちゃんとさくちゃんで剣舞。お七といい、さくちゃん嬉しかろー。くるくる回るその安定感たるや。
二人が捌けると殿とその横の和洋折衷重岡くんに目が行きます。重岡くんが殿の相手役だとあどけなさが際立つというか。いやそんなお歳じゃないだろうけれども。
しかし、やまりょちゃんとさくちゃんは何だったんだろう。お役人さん?検非違使的な?琴の音以外異常無しと思って帰ったのかしら。まぁそんなこと言ったら殿と重岡くんの関係も謎ですけれど。
ゼイすのまんでの剣舞を見つつ、あの子の動き好き!と思ったら大体がやまりょちゃんでちょっと悔しいです。じっくり江田ちゃんの色気にやられるのも一本線が通っただてさんの動きに惚れ惚れするのも好きだけれど、最初に目が行くのは大振りな踊りだったりします。納得。
蜘蛛との戦い、舞台上部で殿と戦い、落ちるやまえだは流石。
楓大河くんは下手から。最後は舞台装置の上でぐぐーっと反るメード。去年の4Uの位置にメードがいる事実ったら!ちなみに大河くんは結構低い所まで反るので意外と柔らかいのかもー。まだまだ知らないことが多いなぁ。

二幕は時系列ではまとめにくかったので人別で。

○余城とトウワ(仮)
2幕はもう、トウワ(仮)と余城を演じる大河くんととみけんくんに笑って泣いて消耗して息を整えているうちに終わりました。
登場時、好奇心のまま覗きに行こうとするトウワ(以下略)を止めたり、持ち逃げする鼓をそのまま持っているトウワに、隠せ隠せ、とやったりと、どうやら余城が保護者ポジ。安心と納得の配役です。
大河くんは高めのきぃきぃした声で喋っていたなぁという印象があるんですが、そんな役にしたってことかな?去年の滝チャン映像での話し声より高くて細かったイメージ。テンション高い役だからかなー。
とみけんくんは男前でした。何なのあの落ち着いた声かっこいい!とみけんくんかっこいい!
余城が治団に詰め寄る時、余城見ておろおろ、治団見ておろおろ、としているトウワが可愛くて可愛くて!衣装掴んでるの!おててもにょっとしながら衣装掴んでるのちょう可愛い!左手で柄を触ってるのは大河くん本来の癖かなー。手が落ち着かない子ですね(笑)
衣装的にはオニキチがとみけんくんでクロウジが大河くんだけれどキャラは反対かなー。今回は余城が現実を見ていて、トウワが刹那主義な感じ。
あ、ここまで言いつつ大河くんの役名が聞き取れなくてぎりぎりしています。とみけんくんはちゃんとパンフで言ってくれたのに大河くんったら!あなたがパワーアップしているのは見れば分かるから役名を教えてください(笑)
決戦は大河くんに必死でその周囲はちらっとしか見られなかったんですが、出だしは治団の傍にいる余城に、何だかんだで治団を気にしているんじゃなかろうかとそわそわ。トウワが感情にストレートで飛び込んでいくからそのフォロー役になったのかなー。そわそわ。
最期の台詞、余城はこれからを生きることを見ていて、トウワはここで終わることを認めているんだなぁと。
ここまで妄想するから、だから役名プリーズ!(笑)あと時系列も!
最初の登場シーン、小六と八郎太と共に一座をしていたの?この後治団についたの?大河くんしか見られなかったのでよく分からんのが悔しいな…。小六達が一座にいた理由もよく分からず…銅3枚の為に変装して紛れ込んだってこと?そんな回りくどい手は使わない気がするなぁ…うーん、広い視野を、持ちたい!
あ、最期の殺陣で剣をくるっと回す大河くんに驚いたりもしたんでしたそういえば。そんな器用さあったのね。テンション上がれば出来ちゃうのかな。それともお稽古の合間にくるくる回していたのかな。基本大河くんは不器用だと思っているんですが手から離れなければいけるんだろうか。
ちなみに決戦はトウワが散った後も、なべの美少年剣士っぷりに惚れ惚れしたり、だてさんの殺陣の速度に見惚れたりと、わりと忙しくしています(笑)

○さく五郎
五郎は、「どちらにもつかない」という選択をしてこその五郎だと思っているので、今回の変更は寂しいなぁ。まぁ4Dフライングしなきゃだからですけれどね!そういう大人の都合で役が殺されるのが悔しいな。顔だけ見れればいいんでしょって言われているみたいで。
と言いつつ、さくちゃんが出てくる度に、可愛いねぇかっこいいねぇとデレデレしていたんですがww4Dフライングもしっかりがっつり眺めては、これで何で逆上がり出来ないんだか…と遠い目をしたりもしたんですがww「将門さま」が籠らなくなったのが成長だなぁ。

○秀郷ひーくん
秀郷ひーくんの「将門…!」が優しくてね!ひーくんの台詞は低く潰した声が印象にあるけれど、高めの穏やかな声も素敵だなぁと。何より、一幕で浅野を追い詰める吉良を演じて、二幕で浅野に似た秀郷を演じるひーくんの幅たるや!その器用さは武器だと思います。
とっつやこっしの秀郷は将門のやり方が正しさだけじゃないと知りながら道を拓く強さに惹かれた感じだけれど、ひーくんの秀郷は将門の正義を信じていたような。青さは若さかしら。

○江田八郎太と山本小六
空っぽの瓢箪を覗き込む八郎太。目の上で振るからお酒の雫が目に入って、慌てて擦る小芝居が可愛いですね江田ちゃん。
しかし八郎太と小六の約束が無いの寂しい。あれがあって、戦場でのやりとりがあって、お馬鹿二人の繋がりを最期のシーンで知ってこそなのに!

○貴族ななべ
いっやも本当にいい声だねぇ。凜と一本通るから、高らかに何かを宣言する台詞はハマっているな、と。単に私が張ったなべの声が好きなだけですけれど。でもあれがテンション高く日々喋っていたら、そりゃ煩いだろうなぁ(笑)
最期の殺陣で将門に掴まれていたなー、と。革命といい、殿にとって掴みやすいサイズなのかしら。

○だて兼盛
「かしこまりました」の言い方のいやらしいこと!悪役が多いから、実直な役も見たいなぁ。それこそ、来年辺り弁慶とかどうですかね!その際の三郎はなべでお願いしますね!(笑)あぁでも、弁慶ひーくんも捨てがたいなぁ…三郎はやまりょちゃんでもいいなぁ…。

●with love
なぜスクリーンに映る写真を販売しないのか理解に苦しむ所から始まりますが、今回のメードはちょっと大人しめだったかと。やっぱりいじる対象のみーがいないと定番のピースサインになるよね。それもとっても可愛いけれど!さて殿、販売はいつですか?(笑)
みんながやりきった顔で、大きなお口で歌う姿が愛しくて愛しくて。見られていることを意識した笑顔だって大好きだけれど、そんなこと全部忘れて笑う顔だって大好きなのです。大河くんの前にえだあべが並んでいてその笑顔に浄化された気持ちになったりもするのです。
あと本当に、大河くんの表情豊かだなって。私が彼しか見られていないだけで、他の子のそうなのかもしれませんが、With Loveという曲を大切に、話しかけるように歌っているな、と。
最後、っしゃー!と叫んで舞台奥に駆けていく背中も、幕が降りてから上がる声も、みんなみんな愛しくて、笑顔になって帰れる素敵な舞台だなぁとしみじみ…って、煩悩にまみれた感想をちょっと綺麗にまとめてみましたww

*1:髪型的な意味で

*2:ほっすの